約2年間受付が休止されていた、人材確保等支援助成金（人事評価改善等助成コース）について、令和6年度に受付が再開されました。このコースは、人事評価制度を整備し、人事評価に応じた賃金制度を設けることで生産性の向上、賃金アップ及び離職率の低下を図る事業主に対して助成されます。

　助成金支給までの流れは、①人事評価制度等整備計画の作成・提出を行い労働局の認定を受け、②人事評価制度等を整備（労働協約または就業規則に明文化する）し、③人事評価制度等を実施（該当する者全員）し、④支給申請、という流れになります。また人事評価制度等は実施するだけでなく、「実施後と実施前の労働者へ支払われた賃金総額を比較したときに3％以上増額していること」、「離職率の低下に関する目標」を達成する必要があります。

　人事評価制度等は、導入することにより評価と賃金が比例するため従業員のモチベーションアップに繋がることが期待できます。当該助成金の活用事例が厚生労働省のホームページにて確認できます。ここではそのうちの1つを紹介しますので、活用事例を参考にして人事評価制度等の整備を検討されてはいかがでしょうか。

【厚生労働省HP】人材確保等支援助成金（人事評価改善等助成コース）