お知らせ
キャリアアップ助成金 令和7年度に再度見直し予定
キャリアアップ助成金は、有期雇用労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化や処遇改善の取り組みを実施した事業主に対して助成される制度です。厚生労働省より、令和7年度の予算概算要求が公表されましたが、キャリアアップ助成金の概算要求額は前年度の当初予算額の1,106億円から962億円に減少しており、助成内容についても一部見直しが予定されています。
有期雇用労働者等を正社員化した場合に助成金が支給される「正社員化コース」では、現行は正社員へ転換してから6か月経過時、さらに6か月経過時(転換してから1年経過)の2期に渡って支給されることとなっていますが、令和7年度は2期分の支給対象となる条件が新たに加わり、「雇い入れから3年以上経過した有期雇用労働者、人材開発支援助成金の対象訓練を受けて正社員へ転換した者、派遣労働者、母子家庭の母等」に限定されます。そのため、それ以外の場合は支給金額が1期のみの支給となり、現行と比べると実質減額となる可能性があります。キャリアアップ助成金を申請予定、既存の従業員の正社員化をご検討されている場合は、要件の変更にご注意ください。