現場で今すぐ使える!厚生労働省の熱中症対策ガイド
令和7年6月の労働安全衛生規則改正により職場における熱中症対策が強化され、一定の暑熱環境下での作業を行う事業者には、熱中症対策が義務付けられました。しかし、厚生労働省が発表した速報値によると、令和7年の職場における熱中症死傷者数は1,681人、うち死亡者数は15人となっています。死亡者数は減少したものの、死傷者数は前年比約4割増加し、平成17年の統計開始以降最多を記録しました。
こうした状況が続くなか、「STOP!熱中症クールワークキャンペーン」が5月1日から始まっています。7月は重点取組期間として、①暑さ指数(WBGT値)の把握とその値に応じた予防対策の実施、②熱中症の重篤化による死亡災害を防止するための早期発見体制整備・手順作成・関係者への周知、③熱中症発症を及ぼすおそれのある疾病を有する労働者への配慮、の3点の徹底が呼びかけられています。
これらの重点事項への対策に活用できるのが、厚生労働省が公表している「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」です。文字が少なく視覚的にわかりやすくまとめられ、安全衛生管理担当者から現場作業者まで幅広く活用できる内容となっています。建設現場(屋外)・製造現場(屋内)・その他現場といった業種別の具体的な対策のほか、「水かけ急速冷却」など応急手当の方法や携帯用の応急手当カードといったすぐ使えるツールも充実しています。厚生労働省のHPで必要な項目別にダウンロードできますので、朝礼や安全衛生教育にぜひご活用ください。
熱中症は適切な対策を講じれば防げる災害です。本格的な暑さを迎える前に、緊急連絡網の整備や手順作成、周知の状況を今一度ご確認ください。
■熱中症「応急手当」カード(携帯用)

▶厚生労働省「働く人の今すぐ使える熱中症ガイド」より抜粋

