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キャリアアップ助成金 要件の見直しへ
キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップを促進するため、正社員化、処遇改善などの取り組みを実施した事業主に対して助成金を支給する制度です。
令和4年4月1日以降、制度の見直しに伴い各コースで変更が実施されますが、廃止となる要件や定義、厳しくなる変更が多く、全体的に従来よりも縮小傾向であるといえます。なかでも、正社員化コースにおいて、「同一の事業所内の正社員に適用される就業規則が適用されている労働者」への転換が要件となっていましたが、加えて「賞与または退職金の制度」かつ「昇給」が適用されている正社員への転換が必要となりました。申請の対象となるハードルは上がりますが、この機会に自社での正社員と非正規雇用労働者の区分や賃金体制の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
その他コースも含め、申請を検討されている場合は、お気軽にご相談ください。なお、今回の改正は令和4年度予算の成立および雇用保険法施行規則の改正が前提のため、今後変更される可能性がありますのでご注意ください。