ストレス反応レベルの測定とストレッサーの調査
従業員のストレスは、その根本を改善しない限り軽減しません。
ストレス反応とは、「ストレッサー(ストレスを増幅する環境要因)によって、個人の健康状態に悪影響を及ぼすような生体の変化」と定義されます。わかりにくいですが、つまり私たちが日常会話の中で「ストレスを解消しよう」というときのストレスが、つまりストレス反応のことです。
ストレス反応のレベルを測定するアンケートをときどき見かけますが、これだけを社員に実施しても、社員のストレス反応の状態がわかるだけで何の解決にもなりません。ストレスマネジメントを行うのであれば、同時にストレッサー(ストレスを増幅する環境要因)を探るアンケートを実施することが肝要です。
ストレッサーとは
例えばストレッサーとして、次のものが挙げられます。
- 大事な仕事の妨げとなる雑用、会議がある。
- やらなければならない多くの仕事をかかえている。
- いろいろな人の矛盾する要求に板挟みになることがある。
- 仕事の上で気を遣わなければならない人や気むずかしい人と接する。
アンケートを用いてストレス反応とストレッサーを同時に測定することで、社員のストレス反応が何によって引き起こされているかを知ることができます。適切な分析を行えば、どのストレッサーがどのストレス反応(ストレス反応は複数に分類できます)にどの程度影響しているかがわかります。
悪玉ストレッサーを消滅させることができれば、社員のストレス反応の軽減に大いに役立ちます。皆様の企業でも是非職場のストレスマネジメントをしてみせんか。